2018年08月29日

四十九日法要後初めて迎えるお盆の法要

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人が亡くなるとどうなるかはわかりません。わからない状態だと不安になるので、その不安を取り除いてくれる宗教においては、いろいろな想定をしています。仏教においては亡くなった人は極楽浄土などに行って生活をしているとの考えがあります。

ただ常に極楽浄土に居続けるのではなく、たまに家族の元に戻ってくるとされています。戻ってきたときにお迎えなどをしてあげる必要があります。亡くなった人が戻ってくる時期としては、お盆が知られています。ですから盆法要は毎年のように行います。

ただあるお盆は他のお盆とは少し異なる法要が必要になります。それは葬儀を終えて、さらに四十九日法要を終えて最初のお盆です。初盆と言われるお盆で、亡くなった人が最初に戻ってくるお盆になります。ではどんなお迎え方をしたらよいのかです。

通常のお盆は、仏壇などにお供え物をしたりするぐらいでしょうが、初盆においては盆棚や精霊棚などを儲けます。盆提灯など華やかな飾りつけをします。この飾りつけを目印にして、亡くなった人が一時的に帰ってくるとされています。帰ってくる場所がわかりやすくなるようにしてあげましょう。僧侶を招いて読経をしてもらった後、会食などをしながら故人の供養をします。