2019年05月15日
慌ただしく葬儀が終わった後も、やることがいくつかあります。事務的な手続きを行うことで自分の気持ちの整理がついたり、悲しみを紛らわせることにもなりますので順番にこなしていきましょう。まず行うべきことは、年金の給付を止めてもらうことです。
国民年金なら死亡日から2週間以内です。早めに手元に故人の年金手帳を用意しておき、「年金受給者死亡届」を出す必要があります。故人がまだ年金を納付する立場だった場合には、必要に応じて遺族年金を受け取る手続きをしましょう。
また、生命保険に加入していたなら保険会社に請求も行います。さらに、もし遺言書があれば、封を切らずに家庭裁判所へ持ち込み、検認という手続きを取ることになります。一段落したら近隣へのお礼も忘れずに行いましょう。
仏教であれば初七日、四十九日法要を済ませ、そのあたりから相続の手続きも行う必要があります。葬儀から3ヶ月以内に、相続か放棄かを家庭裁判所で手続きします。同じく3ヶ月以内には、社会保険に埋葬料を請求しておきましょう。火葬代やお布施代などで5万円が給付されます。もし医療費がたくさんかかった場合には、高額医療費を還付してもらえます。しっかり手続きをし、受け取るべきお金をきちんと受け取りましょう。